はじめての給食と記憶の味
おうちごはん以外のものをはじめて食べるのは、保育園や小学校の給食でしょうか。とりわけ小学校の給食は当番まであって、みんなで食事の準備をしていただきます。そんな風に両親の元から離れて、自分たちで支度して食べるごはんは、ワクワクしたものです。
みんな大好きカレーライス、初めて食べるソフト麺、ときどき牛乳に付いてくるミルメーク。お母さんの味と違うのがとっても新鮮で、今まで食べられなかった嫌いなものが食べれるようにもなったりします。
何よりのご馳走は一緒に食べる仲間たちの笑顔。食べてるときは誰しもが楽しい時間です。
懐かしくて、昔食べていたソフト麺を久しぶりに食べたとき、当時の味とはまったく違う味だったのを覚えています。きっと、一緒に食べたあの時間が美味しい時間だったのでしょうね。
人間は記憶の生き物です。想い出の味を振り返る春、あなたの好きな献立は何でしたか?